福祉用具専門相談員さん達との対談
お世話になります。
代表の河村です。
今回は、福祉用具専門相談員さん達と対話した機会から得た気付きや可能性について
記事にしたいと思います。
先日、かたりば福祉用具部門のメンバーと福祉用具専門相談員の方々と
「事例を通じた意見交換会」
を開催してもらいました。
弊社がお世話になっている、卸業者の方に全面的にご協力いただき開催に至りました。
参加者は、
かたりばメンバー(PT)4人
福祉用具専門相談員さん 3人
アドバイザー(外部PT 2人、卸業者 1人)
という構成でした。
まず、参加者それぞれの視点をアウトプットした上で共有できたこと、そして、お互いの立場を認識し合いながら気付きを得たことに、この場を借りて感謝申し上げます。
普段の関わりからそれぞれ課題だと思うことに関しての意見交換を、当初90分の予定が2時間を超えるほど熱い話し合いとなりました。笑
その点、表面的な話し合いというよりはかなり本音の部分で語り合えたのではないでしょうか。
事例や経験について討論する中で、学んだことや気付きとしては、
●自分の知らないところで話が決まっているのは、信頼されていない証拠。
→主体的かつ双方向のコミュニケーションが必要。
●それぞれの専門性を発揮する中で、リハ職は予後予測に基づくマネジメントが求められている。
→それを伝えることができる説明力や人間力が必要。
●福祉用具を導入する目的が不明確な場合がある。
→利用者さんに「どんな生活を送って欲しいか?」のイメージを、チームでもっと共有することが必要。
●利用者さんを中心に専門職が輪を囲むだけでは足りない。
→利用者を「神輿で担ぐ」ように、支えるチームのベクトルやパワー(スキルや専門性)も揃い合うことが必要。
●専門職の発言には良くも悪くも一定の影響力がある。
→リハ職に限らず、受け手の立場や視座への配慮をしたコミュニケーション能力も必要。
などなど、ここには書ききれない程たくさんありました。
いずれにしても、同じ職種であっても考え方や仕事の取り組み方は異なり、職種に対する理解と個々に対する理解を深めていくことで『良い連携』に繋がるのだろうと感じました。
このような対話が出来たのも、卸業者さんをはじめとする参加者の皆様に改めて感謝をお伝えしつつ、
かたりばという土台があったからこそ
実現したのだろうとも思います。
自分の普段の関わりを見直すことはもちろん、今回の学びをかたりばメンバーや関わる方々とも共有して、質の高いサービス提供に繋げていきたいと思います。
最期まで読んでいただきありがとうございました!
【編集長のつぶやき】
私も福祉用具部門の一員として参加させていただきました。
多業種・多事業所の方々が集まると、自然とお互いを忖度(勿論良い意味で)することが多い中で、本音の部分で語り合った意味を後々の仕事に活かしていきたいですね。
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対話の中で紹介された書籍
『不毛な会議・打ち合わせをなくす技術』
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