「外」に出るということ
皆さんこんにちは。訪問リハビリテーション事業所テラの藤原です。
今回は屋外歩行について書かせて頂きます。
皆さんは屋外歩行訓練について、どんなイメージを持っているでしょうか。
●不整地などの不安定な場所を歩いて、環境に慣れる
●自分で買い物ができるように練習する
●長距離を歩けるか評価する
もちろんどれも大切です。
しかし、今回はちょっと特殊で、公園での歩行訓練になります。
目的は気分転換です。
キッカケは訪問看護スタッフの、
「一緒に公園を歩いてみたら喜んでくれそう」
という一言でした。
同じ法人の訪問看護スタッフとケアマネジャーも同行し、公園でリハビリをする事になりました。
実は、公園でのリハビリは今回で2回目なのですが、前回は桜が咲いている時期に行いました。
まずは、歩く前にストレッチや体操で準備運動を念入りにします。
今回は、富士山がよく見える場所を歩いてみました。
いざやってみると、
想像以上に気持ち良く、利用者さんも喜んでくれました。
(実はスタッフの方が楽しみだったりするのですが)
晴れた昼間の公園はあまりにも気持ちが良く、「仕事中にいいのかな」と思ったりする程です。
この方の普段は、
●自宅内の決まった場所を何度も歩く
●デイケアでの平行棒内歩行
などが中心です。
歩く事は機能維持のためにも非常に重要ですが、変化が少なかったり、同じ事のくり返しだったりすると、
モチベーションが続かなくなる
事もあります。
だからこそ、
気分転換もときには必要
だと思っています。
一人で歩く事が難しい方にとって、公園を歩く事は様々なハードルがあります。
●どうやって公園まで行くのか
●安全はどうやって確保するか
●スタッフはどうするのか
等々
今回は、この方の自宅が公園から近いということもあり、訪問看護スタッフが公園まで車椅子で送迎してくれました。
訪問看護スタッフの時間と訪問リハビリの時間の調整ができ、ケアマネジャーも参加してくれるなど、様々な条件が揃って公園でのリハビリが成り立っています。
毎回はできませんが、半年に1回ぐらいはやっていきたいと思います。
桜や紅葉を通して、
季節を感じながら歩く
ことが続けられるように、日々のリハビリに取り組んでくれると嬉しいです。
さて、11月25日にかたりばで、
『外出支援』
をテーマにしたイベントを行います。
様々なフィールドで活躍されている方々が参加して下さるので、色んな事例や手段を皆さんと考える良い機会になると思います。
利用者さんの気持ちと行動が、少しでも『外』に向いてくれると嬉しいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※写真掲載の許可を得ています
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