“キスケ”の生き方

こんにちは、車椅子ユーザーのキスケです。

最近、踊る大捜査線を見すぎて「事件は会議室で起きてるんじゃない!キスケんちで起きてるんだ!」の生活です。

みなさんは“踊る”好きですか??

【 人生最大の挑戦を全力で楽しむ 】

さて、昨年のちょうどこの日(11/4 執筆)は、エクストリームウォークに参加した日です。

キスケが『かたりば』と出会うきっかけとなったイベントであり、人生最大のチャレンジとなった日でもあります。

詳しくはこちらの記事を見てね→『キスケさん!無事完走!おめでとう!

当時は、「なんでこんな大変なこと、言い出しちゃったんだろう…」と自責の念に駆られること山のごとしだったのですが(苦笑)

かたりば代表の河村さんと小野さんに支えられ、無事完走することができました。

「絶対にあきらめない!ビリになっても完走する!」と自分の中では決めていたのですが、決してキスケ一人では成しえない完走でした。

最後まで伴走してくださったお二人のおかげ、そして、キスケブレンドの購入支援やインスタライブで応援してくださった、かたりばメンバーのおかげです。

今でも思い出すだけで胸いっぱいになるほど、感謝の想いに堪えません。

そして、完走ともう一つ目標としてあったのが『全力で楽しむ』こと。

寄り道してまでアイスを買い食いしたり。

キスケのトイレ休憩の名のもとにアンパンマンミュージアムでちゃっかりお買い物したり。

足の激痛に必死に耐えながら伴走してくれている河村さんを、キスケと小野さんがスイスイ走って置いていこうとしたり。

(と言いつつ、小野さんはしっかり河村さんとキスケの足のサポートを丹念にしてくれてました)

参加者の中で誰よりもエクストリームウォークを楽しんでいた三人だったと思います。

【 挑戦の先にあるいつもの幸せ 】

思えば、車椅子生活になってから、この『わくわくする気持ち』をものすごく大事にしています。

だって、ぶっちゃけ車椅子ってだけで、障害者ってだけで、人生ハードモードです。

生きてるだけでめんどくさいし、嫌にもなる。

だからこそ、小さな喜び、小さな楽しみを大事にする。


そうそう、エクストリームウォークが終わってから、あまりに大きな達成感を味わったがゆえに、些細なことには感動できなくなるのではないか、と考えもしましたが、これが全くの正反対で、これまで以上に日常生活の小さな幸せに気付けて、喜びを感じられるようになったのが意外でした。

小野さんも同じようなことを仰っていたので、日常生活に喜びや感動を感じられなくなってしまった方は、ぜひエクストリームウォークをおすすめします(笑)

そして、もう一つ、このイベントで重要だったポイントがあります。

みなさん、何だと思いますか??

【 信頼という名の守り人 】

それは『信頼できる伴走者がいたこと』です。

これは、リハビリにも言えることかもしれません。

どんなにつらい時でも、生きていたくないほど絶望しか見えない時でも、信頼できる人がそばにいる。

この心強さは、キスケにとって、本当に大きな支えです。

回復期にいた時も、リハビリ施設にいた時も、そして外に出て、今こうして、幸せに生きていられるのも、信頼できる人がそばにいてくれたからこそです。

これを何より一番、キスケは伝えたい。

これまでの前半、全無視してここだけ読んでもらってもいいくらいに。

セラピストの方々が親身になってキスケの話を聞いてくれたこと。

否定したり、ごまかしたりせずに、障害者のキスケではなく、一人の人間として、キスケと向き合ってくれたこと。

それがなにより生きる支えになりました。

何にも増して、感謝です。

私や障害のある方に、生きる希望・生きる力をくれたのは、今この記事を読んでくださっているみなさんです。

このこと、忘れないでください。

【 キスケが今を生きる意味 】

こうして今、ばかみたいに元気で笑っていられるキスケがいるのも、目の前の誰かのために日々がんばっている、みなさんがいてくださるからこそです。

かたりばに出会えて、本当に良かったです。

かたりばメンバーのみなさんに、心から感謝の言葉を伝えたい。

特に、代表の河村さんにはいつも愚痴って文句ばかりですが、この場をお借りして感謝申し上げます。


かたりばのみんな。

いつもありがとう。

これからもよろしくね。



原著:キスケ
編集:北井(かたりば編集長)

すんぷ訪問リハビリコミュニティ「語Reha"」

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