ST士会研修報告
言語聴覚士の佐々木です。
先日、静岡県言語聴覚士会の中部ブロックの研修会で訪問について取り上げてもらいました。
このご時世なのでZoom研修でした。
参加者は30名弱。
中部の研修にも関わらず、東部・西部からの参加者もおり、Zoom研修の良さを感じたところでした。
今回の研修は、研修の演題募集にかたりばST部門が手を挙げ、実現したものです。
手を挙げた理由は、
①訪問の言語聴覚士の実情を知ってもらう
②訪問で言語聴覚療法が必要な方にサービスが届くこと
③訪問の言語聴覚士の仲間を増やすこと
でした。
前半は、訪問の言語聴覚士に繋いでもらいやすくするために、
「制度的なこと」
「実際の訪問で取り組んでいること」
「訪問看護からの訪問と病院からの訪問リハの違い」
を伝えました。
ちゃっかりかたりばの宣伝もさせてもらいました。
どのくらい伝わったかは、今後のお楽しみ。
後半は、嚥下障害への取り組みについてのシンポジウムでした。
総合病院・クリニック・訪問・施設のシンポジストがそれぞれ、
「評価・訓練・環境への働きかけ・リスク管理・本人の意思確認の方法」
についてお話していただいた後、
「医師との連携・お楽しみ程度の経口摂取」
という点について討論しました。
———『医師との連携について』———
私自身は一方的になっているような気がしていて、話し合いたいと思うことがあります。
シンポジストの皆さんもなかなか話し合うというところまでは出来ていないとのことで、多忙な医師をどう巻き込んでいくか・・・今後の課題だと感じました。
———『お楽しみ程度の経口摂取について』———
成立した瞬間があった方はいますか?と参加者を含め問い掛けてみました。
数名の方の手が挙がり、具体的なエピソードが聴けて、熱い思いに触れることが出来ました。
———『シンポジウムを通して』———
それぞれの取り組みが明確に分かったこと、どこのステージにいても言語聴覚士の目指しているところは同じだと、改めて感じられたことはとても有意義でした。
と、このような形でかたりばST部門総出で取り組んだ研修会でした。
仲間がいるって幸せです。
今回の研修会を機に、言語障害や嚥下障害の方の人生がより良いものになり、言語聴覚士自身も仕事が楽しいと思えることが増えますように。
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