「はっ!」とする瞬間

皆さんこんにちは。

訪問看護ステーションハートピアの森 サテライト瀬名の渥美です。


今回は看護師さんに「はっ!」とさせられる瞬間があるというお話です。

私は今、5人の看護師と5人のセラピストで成る事業所に身を置いています。

私は回復期の病院を経て、在宅分野に移り、今年で経験年数は9年目になります。

未熟であることは自覚しながらも、多少の経験を積んで、ある程度色々とこなせちゃうぞと少し自信がついてきているところもあります(笑)


訪問看護ステーションでのリハビリを実施していると、看護師とセラピスト同時の依頼で介入していくこともありますが、セラピストだけの依頼も少なくありません。

そのような場合でも、近年では最低でも3か月に1回看護師訪問が義務となりました。

(当ステーションは月1回)。


初回の介入は看護師が訪問して全体像などの様子を聴取してきてくださり、その後にセラピストが介入しながら本人様やご家族から主訴やニーズを聞き出したり、ADLの状態や住環境を詳しく確認したりする事が多いのではないでしょうか。

さて、9年目の私も新しい利用者さんのリハビリ依頼があると意気揚々と訪問し、本人様やご家族から情報を聞き取り、リハビリを開始しています。

回数を重ねていくにつれて、本人様との関係性を築き始め、身体機能も上がってきているな~よしよし!と、体感的にうまく進んでいると思うことは皆さんもご経験があるのではないでしょうか。


そんな時に、月1回の看護師訪問で私が見落としていた情報で「はっ!」とさせられることがあります。


看「渥美君、この人先月より体重減ってるけど何かあった?」
私「えっ?そうなんですか?」
看「この人の状態とか疾患とかは体重測定しておいた方が良いよ。また教えてね」
私「わ、わかりました」


看「血液検査のこの数値だけすごい高いけど、食生活とかどんな感じ?」
私「えーっと・・・わかりません」


看「この人、頓服の痛み止めを持ってるみたいだけど、最近使ったか知ってる?」
私「(比較的状態の安定している利用者さんで)全然知りませんでした・・・」


まだまだ、色んなエピソードはありますが・・・

看護師とセラピストが共同で入っているケースに関しては、毎週看護師が管理・確認をして下さるので、私自身、見逃していることに気付いていませんでした。

訪問スタッフの一員として働くようになってから、情報収集に関しては気を付けているつもりでいましたが、まだまだ情報不足であることを痛感しています。

実際のところ、セラピストと看護師でのアセスメントの違いはありますが、利用者さんの在宅生活を支える上でどちらの視点も外せないですし、改めて多職種で働いている大切さを実感しています。


当ステーションの看護師さん達は、質問に対して丁寧に答えてくださったり、私が足りていないところをさりげなくフォローしてくださったり、とても頼りになる存在です。

職種は違えど、気付きが得られることで自分たちの臨床がブラッシュアップされ、連携や協働を通じて提供サービスがアップデートされることを考えると、追える背中があることや頼れる人たちがいることは本当に助かるな~と感じています。

少し自信の出てきていた私も、まだまだ未熟者だと痛感し凹むこともありますが、少しでも多く色んなことを吸収して、明日からも利用者さんを支えるために頑張っていきます。

また、今回は看護師さんからの発信で私が内省するお話でしたが、セラピストである私からの発信で看護師さん達に気付きを与えられるお話がたくさんできるよう、日々の業務に勤しみたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!!


原著:渥美
編集:北井(かたりば編集長)

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