組織マネジメントの第一歩~『知る』ことの深さ~
皆さんこんにちは。
インフィックグループの香田です。
さて今回は、組織マネジメント(多職種をマネジメントする上で大切なこと)についてお話をさせて頂きたいと思います!
が、長くなりそうなのでパート①・パート②に分けたいと思います。
それでは、前置きの長いパート①から。
まず私自身、理学療法士ではあるものの理学療法士としての働き方ではなく、現在会社の介護保険事業における静岡エリア・清水エリアのエリアマネジメントの仕事を行っています。
サービスの種類としては、下記の通りです。
・グループホーム(認知症対応型共同生活介護)2事業所
・小規模多機能型居宅介護 2事業所
・サービス付き高齢者住宅 1事業所
・看護小規模多機能 1事業所
・訪問介護 3事業所
・居宅介護支援事業所 2事業所
・デイサービス 2事業所
・訪問看護 1事業所
・福祉用具貸与事業所 1事業所
書いていて頭が痛くなりました(笑)
この中でセラピストが配属されている事業所は看護小規模多機能・訪問看護・デイサービスの3か所です。
つまり、他11事業所(ほとんど)にはセラピストが配置されていない、ということになります。
そこで、私自身が日頃どんな仕事をしているかというと、大雑把に書くとこんな感じです。
①エリアの売り上げ管理
②人材採用・人事管理
③請求業務管理
④労務・経理業務管理
⑤各事業所のマネージャーの育成と現場マネジメント
①~④に関しては、また別の機会にお話しするとして…。
⑤について少し深堀りしてお話を進めさせていただきます。
弊社は各事業所にマネージャーと呼ばれる役職者が配置されており、事業所の運営管理を任せられています。
主に現場のマネジメントに関しては、このマネージャーが行っていくのですが、このマネージャーをマネジメントするのが私の仕事になります。
私は元々訪問看護の一スタッフからマネージャーを経てエリアマネジメントを行う立場にいる訳ですが、その中で最も苦労したのは私が『専門職=理学療法士』であったことです。
自分が良かれと思って行ったアドバイスが現場を混乱させてしまったり、自分の安易な発言が一生懸命働いている介護現場の方々に嫌な想いをさせてしまったりと、専門職であるが故に多職種をマネジメントする際に大きな壁を感じることが多々ありました。
ですが、そこで学んだことが一つあります。
それは
『相手を知る』
ということです。
先に結論からお話しすると、
『相手を知る』前に「自分を知ってもらわなきゃ」が先行していないでしょうか?
ということです。
私自身、介護現場をマネジメントするにあたり、初めは「リハの知識を介護職とも共有して介護職のスキルアップを図ろう!」なんて思いながらやっていましたが、これが全くもって上手くいきませんでした。
何故か?
それは、私が介護現場のことを
『何もわかっていなかった』
からです。
介護現場を理解せず、ただただ自分のエゴを押し付けていただけだったのです。
その結果、「現場のことなんて知らないくせに!」や「現場に入らない人に言われたくない!」といった状況が生まれてしまったのです。
介護現場の方々は介護のプロとして本気でお客様に寄り添い、お客様の自立支援を促すようなケアを日々一生懸命行っています。
我々セラピストが知らないような技術やケアが介護の現場には多くあるのです。
また、生活という視点で見た時に、お客様に関わっている時間が最も長いのが介護現場の方々です。
そのようなギャップがある中で、信頼関係が構築できる訳もなく、マネジメントも上手くいく訳がないのです。
だからこそ、『相手を知る』ということにどれだけ努力できるか!がマネジメントをする上で最も大切なのだと、私は日々思いながら仕事をしています。
それでは、『相手を知る』手法とはどんなものなのか?
これをパート②でお話ししたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
また次回、お楽しみに!
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